Corporate Social Responsibility
Coronavirus: Supporting the NHS
『The Royal Marsden Cancer Charity』は、英国における癌の先端的治療を担うThe Royal Marsden:王立マースデン病院をサポートするチャリティーであり、以前よりアニヤとは関わりの深い組織です。昨年12月には、私たちも協力し、癌で亡くなった大切な人を偲び、1本10ポンドのバラを供えることで寄付を募るイベントを行いました。
今年の4月21日、アニヤはこの病院から電話を受け、医療用の防護服が不足しているため、協力してもらえないかとの相談を受けました。必要とされるのは3,000着の医療用ガウン、洗濯をして繰り返し利用できることが条件です。ウィルス感染防止のために、高温での洗浄に耐えうる素材を用いることも必要です。これが実現すれば、多くの防護服のように使い捨てすることなく、防護服確保の必要からも逃れることができ、ガウンに関して「持続可能な」状態を確保できるのです。
「この危機を活用しない手はない」という言葉があります。 現在の危機によいことなんてありませんし、大きな変化には時間がかかります。私たちは、パーフェクトからほど遠い存在です。でも、ビジネスのあり方や、みなさんにお届けできるものを、少しずつではあっても、改善し続けていきます。
アニヤ・ハインドマーチ
Packaging
紙に書かれた、あるいは印刷された言葉の「ちから」というものは、私たちのお気に入りだったのですが、パッケージやお客さまとのコミュニケーションに紙を使いすぎていました。AW2020シーズンより、不要と判断した印刷物の使用を中止し、それらに関してはオンラインで対応させていただくこととしました。それでも必要となるカードや包装紙などについては、FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)認証を受けたものを使用します。また、分解させることが難しいプラスティックや発泡スチロール、シリカゲルなどは使用せず、植物由来の梱包用テープやソイ・インクを用いるようにします。
Materials
『I AM A Plastic Bag』に用いた新素材を開発したように、今までとは異なる素材を用いてのサプライ・チェーンの構築に取り組んでいます。まず、現在すでに所有している素材については、優先的に利用していきます(そうすべきだと考えるからです)。同時に、『エコテックス®』『グローバル・リサイクルド・スタンダード』『Global Organic Textile Standard』『Better Cotton Initiative』『Leather Working Group』といった機関の認証を受けた素材、たとえばリサイクルされたナイロンやキャンバス、サテンやスパンコールなどを用いるよう準備を進めています。また、レザーの代替品として必要な場合は、従来のポリウレタンからTPU(Thermoplastic Polyurethane:熱可塑性ポリウレタン)を用いるようにします。また、今まで廃棄されていたようなレザーの「端切れ」を有効利用できる方法も追求しています。
People
人権、労働環境、機会均等、多様性、健康と安全、腐敗の防止をサポートすることを社の方針とし、これを行動規範としています。そして、製造工場などパートナー企業にもこれを求め、定期的に監査を行います。
Positive Luxury
私たちは、アニヤ・ハインドマーチというブランドと、そのビジネスがサステイナブルであることをめざします。そのうえで、私たちは「Positive Luxury」に対し「Butterfly Mark」を申請し、これを受理しています。
EcoAct
気候変動問題に関するコンサルタントである「EcoAct」にコンサルティングを依頼し、『I AM A Plastic Bag』プロジェクトが「カーボン・ニュートラル」になるよう排出量の管理をはじめています。